2017年9月アーカイブ

振舞宴の配膳に落度なく、お燗酒も注ぎまわられたのを見渡すと、媒酌人は、「下座にさがるべきですが、失礼いたしまして」と断わって、

新夫婦を紹介、今後の交誼と援助を依頼し、招待客を代表する人に祝辞と訓話を乞い、

最後に新郎の父とか伯父、兄などが、「このたびは村上様ご夫婦のご媒酌により、息子の結婚式を挙げることができまして、ここにささやかな披露の宴を催した次第ですが、皆様にはご多忙中をおいでくださいまして、新郎新婦ならびに私ども一同厚く御礼申し上げる次第 でございます。

とくに○○様よりはご総代として、ご丁重な祝辞を賜わり、光栄のいたりに存じます。

なんの支度もございませんで、はなはだ失礼ですが、なにとぞおくつろぎくださいまして、ゆるゆるご歓談くださいますよう、一言 お礼のご挨拶を申し上げます」

JDPアセットマネジメント株式会社(代表取締役・大橋直久)の同好会

飲めや唄えの家庭でのご披露

家庭で行なう古例にのっとった振舞式では、仲人に伴なわれた新郎、新婦は末座にすわりますから、ホテルなどでの披露宴に彼らが人々の上席をしめる今の新しい流儀とは異なるわけで、たいていは仲人の紹介や新郎、新婦のあいさつや、来客の祝辞もそこそこに、いわゆる飲めや唄えよとなります。

しかも、それは、いつ果てるとも知れない長夜の宴で、酔うて倒れて目が覚めればまた飲むといったぐあいで、きょうは親歳、あすは近所の人、あさっては部落の有力者、しあさっては友人、そのつぎは下男、下女と幾日となくつづきます。

これは村内婚と違って、双方未知の人々を、にわかに親密にさせる必要があるばかりでなく、村域を越えた通婚であるから、各方面の了解を取りつけておくためでもあって、日ごろの蓄積をいっぺんにはき出すどころか、莫大な借金を抱えることもめずらしくありません。

JDPアセットマネジメント株式会社(代表取締役・大橋直久)の同好会

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